【第48回】スマホを機種変更して性能が上がったらキンスレプレーも快適になるのか

2022年9月16日 2022年9月15日

ジョージ

スマホの性能アップはキンスレプレーへの効果がありそう　©Vespa Inc.

2022/09/16公開　すでに4年以上が経過したのか昨年からスマホのバッテリ容量低下に悩まされ、さらには最近になって充電ケーブルを差し込んでもコネクタの接触不良により充電が途切れがちになっていました。

そこで今回はスマホの機種変更で性能が上がったことにより、キンスレプレーが快適になるのかどうかについて確認したので紹介します。

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バッテリの消費が激しい

キンスレをはじめてプレーしたとき、あまりのグラフィックの奇麗さに驚いたことを覚えています。たしかに私はパソコンでのゲームも知っているため、グラフィックが奇麗なゲームは他にもあることは知ってはいました。しかし、スマホでここまで奇麗なゲームは少なくとも当時としてはめずらしかったのではないでしょうか。

奇麗なグラフィックを表示すると言うことはスマホに負荷がかかることを意味します。当然ながらバッテリの消費も激しくなり、キンスレはその代償として奇麗なグラフィックによる戦闘を演出しています。

私はiPhoneΧを使用していましたが、先日ついにコネクタの接触不良もあり充電が満足に出来なくなったっため急遽スマホの機種変更をすることになりました。

新製品発売直前のタイミングでiPhone13に機種変更する

私がスマホの機種変更を行ったのは9月6日になります。9月8日にはiPhone14の発表が噂されていたため、当然私は機種変更前にその情報は得ていました。
しかし、バッテリの充電が充分に出来ないことは致命的で、私は店舗にネット予約を入れて訪れましたが、店員さんも『待てないですか？』と言っていました。さらに新製品の発売直前のため店舗にはまともに在庫も無く、容量も少ない128GBのiPhone13しかありませんでした。
本当はiPhone13ProかProMaxの256GBにしたかったのですが、少し考えて購入することにしました。

iPhoneΧとiPhone13の仕様

ここでiPhoneΧとiPhone13の仕様を確認してみます。

iPhoneΧとiPhone13の仕様
項目	iPhoneΧ	iPhone13
チップ SoC	A11 Bionic 6コアCPU 3コアGPU 2コアNeural Engine	A15 Bionic 6コアCPU 4コアGPU 16コアNeural Engine
バッテリ	最大13時間のビデオ再生	最大19時間のビデオ再生
液晶	Super Retina HDディスプレイ 5.8インチ	Super Retina XDRディスプレイ 6.1インチ
解像度	2,436×1,125ピクセル 458ppi	2,532×1,170ピクセル 460ppi

※仕様はhttps://www.apple.comを参照

まず大きく仕様が異なるのがチップとSoCです。これはパソコンで言うところのチップとCPUで良いと思います。あるサイトでベンチマークを確認すると「A11 Bionic」が「2510」となっていて、「A15 Bionic」が「4818」となっています。「Neural Engine」は機械学習の処理に関わるらしく、キンスレプレーに直接影響は無いのかもしれません。

バッテリは約46%持ちが良くなった様で、容量が増えたのか消費電力が下がったのかは分かりませんが好ましいことです。

液晶のサイズはあまり変化が無く直接性能の面からはキンスレプレーに影響は無いと思いますが、解像度がわずかに上がっているためGPUへの負荷が上がります。

大雑把な言い方をすれば、iPhoneΧとiPhone13を比較すると処理性能が倍近くに上がってバッテリの持ちと解像度が少し上がったとなるのでしょう。

機種変更によるキンスレプレーへの変化

実際に機種変更後にキンスレをプレーしたとき、はじめは違いに気が付きませんでした。ディスプレイがHDからXDRになったのでコントラストなどは変わったのでしょうが、一番気になったのは『明るさ』でした。

もともとスマホ自体がグレア液晶であるためだとは思いますが、非常に明るい印象を受けました。明るさ自体は設定でも変更できるため特に問題とはなりませんが、デフォルトでは長い時間は見ていられない位の明るさでした。

スクショで撮った画像のデータ量を比べてみても画像による差はありましたが、同じ様な画像の場合には変化が見られません。ただし、プレーを続けていると大きな違いに気が付きました。それは『戦闘からの復帰の速さ』です。

WBを連戦中にある程度ダメージが出ている場合には最後まで戦闘を続けます。戦闘が終了したら画像を撮って戦闘から復帰して再度戦闘を開始しますが、動画で確認した復帰時間は約5秒です。iPhoneΧで戦闘からの復帰時間を確認すると約14秒でした。これはかなりの差で、連戦を続ける場合にはかなりの時間短縮になるでしょう。

他にも体感的にはラグが少しは改善された様に思います。アポカリプシオン戦ではテルシオ討伐後にアプリ落ちとなったものの、WB1の連戦中にも今まではラグがひどくなる傾向がありましたが、ラグを確認したもののアプリ落ちにはなりませんでした。他にも処理能力が上がっているので、今までは少し間があった再研磨時のモーション復帰や複数個のルーン獲得時などでほとんど間が無くなりスムーズになりました。

機種変更したことによる変化のまとめ

・戦闘からの復帰時間がかなり速くなった。
・もしかしたらラグが少しは発生しにくくなったのかもしれない。
・連続処理や複数処理実行時の間が気にならないほどになった。

一度パソコンでエミュレーターを使用してキンスレを行おうとして上手くいきませんでしたがいずれは行ってみたいと思います。パソコンでラグなどがさらに改善されるようであれば、性能向上による恩恵はありそうです。また、メモリに関しても私は動画編集の関係で64GBにしてあるため、この容量でどう動くのか確認したいところでもあります。

機種変更後のキンスレ復帰方法

私はiPhoneなのではじめにiTunesでパソコンにバックアップを作成しました。なおキンスレはGame Center経由でプレーしています。
機種変更後はパソコンとiPhoneを同期してバックアップから復元を行いました。すると電話帳やアプリなどもすべて機種変更後のiPhoneに移行出来ました。
しかし、キンスレをプレーしようとすると画面にあるエラーが出ました。英語が分からない私には何が起きたか分かる訳もありませんが、どうやらキンスレもしくはiPhoneのOSのバージョンに起因する様でした。そこでiPhoneからキンスレを削除してインストールし直して起動するとプレーすることが出来る様になりました。
もともと、復元時にも復元できないとのメッセージが出たのでiPhoneのOSを最新の状態にしてから復元しました。どちらが原因かは分かりませんが、バージョンの違いが問題になったのでしょう。
なお、iPhoneからAndroidの場合にはFacebookアカウントで紐づけしていれば以降出来るとのことです。機種変更前には紐づけ方法の確認が必要になります。