2021/05/11更新 パソコンが立ち上がらなくなるときがありますが、意外と多いのがCMOS電池切れです。使用環境にもよりますがCMOS電池は3~5年程度で交換となります。
ここではCMOS電池の役割や交換方法について紹介します。
CMOS電池の役割
CMOS電池は、BIOS(バイオス)の情報が記憶されているメモリである「CMOS」を保持するためのものです。
CMOSが電池切れによりクリアされてしまうと、パソコンが立ち上がらなくなったり、時刻が正しく表示されないなどの挙動がおかしくなることがあります。
パソコンの電源を落としてもコンセントを繋げたままであれば、CMOSの保持に使用される電力はCMOS電池からではなく、コンセントからの電力を使用しているようです。
コンセントを抜くか電源スイッチを切るとCMOS電池からの供給となるようで、長くパソコンを使用せずにコンセントを抜いていた場合はCMOS電池の電池切れが早くなるようです。
ノートパソコンの場合はバッテリーを持っているため、コンセントを外していてもバッテリーに電力が残っていればCMOSはバッテリーからの電力供給により保持されると思います。
この様に、CMOS電池が交換になる時期は使用環境により変わります。
パソコンが立ち上がらないとき
パソコンが立ち上がらない原因はさまざまですが、一般的には下記の方法で確認することになります。
・配線を確認。
・メモリの抜き差し。
・放電。
・CMOS電池の交換。
パソコンの修理
パソコンが立ち上がらなくなった場合、自分で対応できなければ修理に出すことになります。
保証期間内であれば無償で交換してくれるとは思いますが、CMOS電池が切れるのはほとんどが保証期間後になると思います。
修理費用は工賃(技術料)が高い場合もあり、1個数百円で購入できるCMOS電池は可能であれば自分で交換した方がお得です。
CMOS電池の交換方法
CMOS電池はマザーボードに取り付けられています。
写真中央にあるコイン型の電池がCMOS電池です。ノートパソコンもマザーボードに取り付けてあります。
CMOS電池の交換は下記の通り行います。
2 CMOS電池を外す。
3 新しいCMOS電池を取り付ける。 ※CMOS電池の型番を合わせる必要があります。
まとめ
保証期間内であれば修理に出した方が良いですが、保証期間終了後にCMOS電池が切れた場合は自分で交換する方がお得です。
興味がある方はチャレンジしてみてください。