パソコンの知識 フォーマット形式
外付けHDDから取り出したHDD(右はブリッジコントローラー)

2021/05/11更新 SSDやHDD、リムーバブルメディア(USBメモリやSDカードなど)は使用する前には使用する機器でフォーマットします。

windows10では「NTFS」Mac OSでは「APFS」「HFS+」でフォーマットされていることが多いと思いますが、古いパソコンの場合は異なる形式でフォーマットされているときがあります。

ここではフォーマット形式とデータの取り出しについて紹介します。

OSにより扱えるフォーマット形式が異なる

たとえばMacパソコンで使用していたHDDを外してWindowsパソコンでデータを確認しようとしたとき、HDDのフォーマット形式が「APFS」「HFS+」の場合には確認することができません。しかし、HDDが「FAT32」「exFAT」でフォーマットされている場合にはWindowsパソコンでもテータを確認することができます。

この様にOSによって扱うことができるフォーマット形式が異なります。

データ復旧ではフォーマット形式の確認が必要

以前わたしはTV録画に使用していた外付けHDDのデータを取り出そうとしましたが、フォーマット形式が「XFS」だったためにWindowsパソコンでは扱うことができず、Linux OSの仮想環境で対応したことがあります。

そのままWindowsパソコンにつないだだけでは「フォーマットされていません」となるため、注意が必要になります。

接続規格の違い

外付けHDDはHDDをUSB接続で使用できるようにしているだけなので、ケースを外すとHDDが現れます。そこに転送ケーブルと電源ケーブルを接続すれば別のパソコンでデータを確認することができます。

現状の接続規格は主に「SATA(Serial ATA)」ですが、古いパソコンや外付けHDDに搭載されているHDDは「IDE(ATA)」の場合があります。

HDDからデータの取り出しでは重宝します
HDDからデータの取り出しでは重宝します

長時間パソコンに接続してデータを確認する場合には外付け用ケースを使用した方が良いですが、単に確認だけの場合には写真の様なケーブル類が役立ちます。

まとめ

まとめ
・OSによって扱うことができるフォーマット形式が異なる。
・OSが対応しているフォーマット形式であればデータを確認することができる。

この様に、OSによって扱うことができるフォーマット形式が異なり、対応するOSを用意することができればデータを確認することができます。

「フォーマットされていません」を「データが飛んでしまった」と勘違いせずに対応することでデータを取り出せる場合があります。

ただし、大切なデータはバックアップすることが前提です。

データのバックアップについて詳しくはこちら(内部リンク)
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