2021/01/30更新 Windows10にはHome、Proなどのエディションの違いがあります。
ここでは一般的なHomeとProの違いについて紹介します。
Windows10のHomeとProの違い
Windows10の一般的なエディションには、「Home」と「Pro」の2つがあります。
エディション | 対象 | 特徴 |
---|---|---|
Home | 個人 | 一般家庭向け |
Pro | 個人 小規模企業等 |
ビジネス向け |
「Pro」は「Home」で使用できる機能に加えて別の機能が使用できます。
機能 | 内容 |
---|---|
リモートデスクトップ機能 | 離れた場所からインターネット経由でパソコンを操作 |
BitLocker BitLocker to Go |
ボリュームの暗号化 USBなどのデバイスの暗号化 |
Hyper-V | 1台の物理マシンを利用して複数の仮想マシンを作成・使用する |
「リモートデスクトップ機能」は、離れたパソコンをインターネット経由で操作・使用できる機能です。
外出先から家のパソコンを操作したり、出張先から会社のパソコンを操作したり、在宅ワークでは会社のパソコンを家のパソコンから操作したりできます。
わたしは使用していませんが、仕事上ではあると便利な機能だと思います。
「BitLocker」は暗号化機能で、ボリュームごとに暗号化ができます。
たとえば、1つのドライブをパーテーションを分けて片方のボリュームを暗号化したり、ドライブ全体を暗号化できます。
「BitLocker to Go」はUSBメモリなどのリムーバブルディスクに対して暗号化する機能です。
「Hyper-V」は仮想マシンを作成・使用するための機能で、主に開発などで使用されるものです。
32bit版と64bit版の違い
現在は32bit版を利用する機会が減っていると思いますが、念のため紹介します。
Windous10には「32bit版」と「64bit版」があります。
すべてのCPUが64bitに対応していなかったときの名残ですが、現在は64bitであるため基本的には「64bit版」をインストールもしくは使用することになります。
中古パソコンなどではもしかしたら「32bit版」があるかもしれないので、注意してください。
まとめ
「Home」と「Pro」には機能に違いがありますが、「Home」のインストールされているパソコンを後から「Pro」に有料でアップグレードすることもできます。
また「リモートデスクトップ機能」「BitLocker」などもフリーソフトで対応することもできます。
パソコン購入時の選択肢も増えることから、エディションに迷ったならWindows10は「Home」で良いと思います。