2023/08/23更新 パソコンに詳しくなるためには自作は有効な手段です。
ここではパソコンを自作することのデメリットとメリットについてに紹介します。
パソコンを自作することのデメリットとメリット
まずパソコンを自作することのデメリットについて。
・使用できるまでに時間がかかる。
・パーツを組み立てる必要がある。
・各パーツの知識が必要になる。
・パソコンを構成するすべてが自由に選べる。
・自作を経験することでパソコンに詳しくなる。
・ランニングコストを抑えることができる。
自作のデメリット すべてが自己責任となる
※通常は1週間のところ1か月ほど余裕をもらえました。
自作のデメリット 使用できるまでに時間がかかる
パソコンの自作は使用できるまでに時間がかかります。
自作の場合 | 既製品やBTOを購入する場合 |
---|---|
パーツを選ぶ | 既製品やBTOのカスタマイズを選ぶ |
注文する | 注文する |
パーツが届く | 即日~2週間程度で届く |
組み立てる | 使用中 |
動作確認をする | |
OSをインストールする | |
OSのアップデートをする |
既製品やBTOパソコンを購入する場合、手元に届けば簡単な初期設定後に使用できるようになります。
しかし自作パソコンは手元にパーツが届いてからが勝負です。
届いたパーツすべて確認し、開封します。
組み立ては慣れると1時間かからずに終了しますが、はじめて行う場合は少し時間がかかるかもしれません。説明書はシンプルなものが多く、図と番号と簡単な注意書きがある程度です。
またパーツの説明書は海外向けと同一である場合が多く、日本語の記載があるものもありますが英語がベースです。
組み立て後は電源を入れて動作確認(起動確認)を行い、問題がなければOSをインストールします。OSインストール後が少し面倒で、OSのアップデートをOSが最新の状態になるまで続けて行います。
このOSのアップデートは長い場合は数時間に及びます。
OSが最新の状態になれば、いよいよ初期設定に入ります。※初期設定は人により異なりますが、ソフト(アプリ)のインストールなどがあります。
・パーツは包装されているので、パーツを取り出して包装を片付けるだけでも時間がかかる。
・組み立てに必要なねじなどはパーツに付属しているが、まれにスペーサーなどが必要になる。
自作のデメリット パーツを組み立てる必要がある
パソコンの自作は、パソコンを構成する各パーツを組み立ててはじめて使用できるようになります。
基本的にはプラスドライバーがあれば組み立てが可能です。
わたしは先端がマグネットタイプになっている少し長めのプラスドライバーを使用しています。精密ドライバーセットも持っていますが、ノートパソコンの分解時に使用する程度で自作では使用していません。
また組み立てはそれほど難しいものではありませんが、パーツを壊さないように慎重に行う必要があります。
・CPUクーラーの固定が悪くスペーサーを入れることにしたが、無かったので翌日購入した。
自作のデメリット 各パーツの知識が必要になる
パソコンを購入するときにパソコンを構成する各パーツの知識があった方が良いのですが、知識がない状態で購入してもパソコンが使用できないと言ったことにはなりません。
しかし、自作の場合は購入するパーツを間違えてしまうと動かないか、動いても故障してしまいます。
「電源ユニットの容量が不足している」「マザーボードが購入したCPUに対応していない」など、各パーツの知識が充分にあれば防げることではありますが、うっかり間違ってしまうことがあるかもしれません。
購入前に気付けば良いのですが、気付かないで購入してしまったパーツが必ずしも交換や返品に応じてもらえるか分かりません。
パソコンを自作するための最低限の知識として「パーツを選ぶことができる」「パーツを組み立てることができる」の2つは必要になります。
自作のメリット パソコンを構成するすべてが自由に選べる
次はメリットについて説明します。
自作のメリットは何と言ってもパソコンを構成するパーツと材料すべてが自分で選べることです。
大手メーカーパソコンのカスタマイズが可能な製品やBTOパソコンもある程度はパーツを選ぶことができます。しかし搭載したいパーツが選べなかったり、カスタマイズ不可のパーツや結束バンドなどの材料は選ぶことができません。
自作はすべて自分で選ぶことができます。
・好きなメーカーのパーツを組み合わせることができる。
・パソコンを構成するパーツや材料のすべてにこだわることができる。
・パーツの色なども選ぶことができる。
自作のメリット 自作を経験することでパソコンに詳しくなる
パーツ選びも含めてパソコンを自作する場合は各パーツの知識や組み立て方法も学ぶことになるため、結果としてパソコンに詳しくなります。
各パーツの役割と関係を学ぶことで、今まで知らなかったことが分かることもあります。
・起動しないパソコンからHDDを外してデータを取り出すことができるようになった。
・ストレージの交換ができるようになった。
・ストレージのクローン作成ができるようになった。
自作のメリット ランニングコストを抑えることができる
パソコンの不具合への対応力が上がることで、結果としてパソコンの使用にかかるランニングコストを抑えることができます。
パソコンは安いものではありません。
パソコンの使用目的にもよりますが、多くの方はパソコンができるだけ長持ちすることを望んでいると思います。パソコンが動かなくなると修理に出しますが、修理中はパソコンの使用ができなくなるとともに場合によっては出費につながります。
パソコンの故障で多いのはHDDの故障やCMOS電池切れなどがあります。これらの不具合はほとんどが故障しているパーツの交換か、放電などで対応できます。
自作を経験することによりパーツの交換などができるようになるため、長期保証にかかる費用や修理費用を抑えることができます。
まとめ
パソコンの自作にはメリットもありますが、当然デメリットもあります。
わたしは各パーツのスペック(仕様)を見ているだけでワクワクするほどパソコンが好きなので、必然的に自作をするようになったのかもしれません。
わたしのようにパソコンが好きな方は、ぜひ自作にチャレンジしてみてはどうでしょうか。