2020/11/27公開 「パソコンを購入するならBTOパソコンが良い」と言う話を聞きます。わたしもBTOパソコンを知人に勧めたことがあります。
ではBTOパソコンとはどのようなパソコンなのでしょうか。
ここではBTOパソコンについて紹介します。
BTOパソコンとは何か
BTOパソコンとは受注生産のパソコンです。
あらかじめ工場で生産されたパソコンと異なり、注文を受けてから生産します。
また注文時にカスタマイズ(パソコン構成の一部を変更や付属ソフトの追加など)ができるため、使用目的に合わせたパソコンにすることができます。
たとえば、「基本構成ではメモリ(RAM)が8GBだったので16GBに変更する」と言ったアップグレードが可能です。
もちろん価格はアップグレードした分上がってしまいますが、ダウングレードの場合は下がることもあります。
BTOパソコンのメリット
BTOパソコンのメリットは大きく2つあります。
BTOパソコンのメリット
・大手国内メーカーの既製品と比べて価格が安い。
・カスタマイズすることで使用目的に合わせることができる。
・カスタマイズすることで使用目的に合わせることができる。
BTOパソコンは受注してから生産するため、生産したパソコンを保管するスペースがあまり必要なく、コストがかからない分結果として安いと言われています。
単純な比較はできませんが、大手国内メーカー製のパソコンとBTOパソコンでは数万円価格が違ってくる場合もあります。
またある程度カスタマイズすることができるので、構成を使用目的に合わせることができます。
「Microsoft Office製品を追加したい」「SSD容量を増やしたい」「グラフィックボードをアップグレードしたい」と言ったことがカスタマイズにより可能になる場合が多いため、使用目的に合わせることが容易になります。
使用目的に合ったパソコンがなかなか見つからない場合でもBTOパソコンならカスタマイズが可能なため、対応の幅が広がります。
BTOパソコンのデメリット
BTOパソコンのデメリットは2つです。
BTOパソコンのデメリット
・基本構成から大幅に変更(カスタマイズ)すると価格がかなり高くなってしまうことがある。
・カスタマイズする場合はパソコンに関する知識が要求される。
BTOパソコンをカスタマイズするとき、大幅に変更してしまうとかなり価格が高くなってしまうことがあります。
大幅に変更が必要な場合は他に使用目的に合った基本構成のパソコンがないかを調べることが大切です。
またカスタマイズするときにパソコンの知識があまり無い方には難しいかもしれません。
BTOパソコンと既製品の違い
BTOパソコンと既製品の違いには何があるのでしょうか。
違い | BTOパソコン | 既製品 |
---|---|---|
パソコンの種類 | 同じ | |
価格 | 安い傾向にあり | 高い傾向にあり |
性能と機能 | 同じ | |
保証 | 同じ | |
パソコンの知識 | ある程度必要 | 少しは必要 |
品質 | 同じ |
BTOパソコンと既製品では、「パソコンの種類」「性能と機能」「保証」「品質」については変わりません。
価格については既製品のほうが高い傾向にあります。
またBTOパソコンはカスタマイズするときにパソコンの知識がある程度必要になります。
BTOパソコンと自作パソコンの違い
ではBTOパソコンと自作パソコンの違いには何があるのでしょうか。
違い | BTOパソコン | 自作パソコン |
---|---|---|
パソコンの種類 | 既製品と同じ | デスクトップパソコンのみ |
価格 | どちらとも言えない | |
性能と機能 | 同じ | |
保証 | 既製品と同じ | パーツ単体の保証のみ |
パソコンの知識 | ある程度必要 | かなり必要 |
自由度 | ある程度ある | 無限大 |
BTOパソコンは既製品と同じで、デスクトップパソコンもあればノートパソコンもあります。
ところが自作パソコンの場合は一部のパーツが市販されていないため、一般的にはデスクトップパソコンのみになります。
価格についてはあまり差はなく、カスタマイズが無理な構成を必要とした場合に特注するよりは自作の方が安く済むと言われている程度です。
性能と機能は同じデスクトップパソコンであれば、市販されているパーツをどちらも使用しているため変わりません。
※メーカー独自のパソコンケースなどを使用している場合もありますが性能と機能に直接関与するほどではないと考えます。
※メーカー独自のパソコンケースなどを使用している場合もありますが性能と機能に直接関与するほどではないと考えます。
保証についてBTOパソコンは既製品と同じで延長保証にも対応しているメーカーもありますが、自作パソコンはパーツ単体の保証のみで故障したら原因を突き止めて対処する必要があります。
BTOパソコンはカスタマイズできる程度のパソコンの知識が必要になりますが、自作パソコンの場合は各パーツの大きさなども確認しないと組み立てができないため、相性問題(パーツの組み合わせが物理的にも論理的にも問題がないか)も含めたかなりのパソコンの知識が必要になる場合もあります。
BTOパソコンは自作パソコンと比べるとカスタマイズに限界があるため自由度が低いです。
まとめ
ある程度パソコンの知識がある方にとってBTOパソコンは比較的安くパソコンが購入できることになります。
ぜひあなたに合ったパソコンと出会うことを願っています。
参考(内部リンク)