パソコンの知識 パソコンに必要な電源出力(PSU出力)を決めるための2つの方法

2024/06/25更新 BTOパソコンを購入するときに上位製品のグラフィックボード(GPU)を選択すると消費電力が上がるときがありますが、電源ユニット(PSU)の出力を上げた方が良いのかそのままで良いのかを考える必要が生じます。パソコンを自作する場合にもCPUやGPUの消費電力を考慮してPSU出力を選ぶ必要があります。

ここではPSU出力を決めるための2つの方法を紹介します。

メーカーの推奨を参考にする方法

パソコンにGPUを搭載する場合はNVIDIAAMDがPSUの推奨出力を公表しています。NVIDIAは「推奨システム電力」でAMDは「PSU推奨」です。

NVIDIAの主なグラフィックボードと推奨システム電力
グラフィックボード TDP 推奨システム電力
GeForce RTX 3090 350W 750W
GeForce RTX 3080 320W 750W
GeForce RTX 3070 220W 650W
GeForce RTX 3060 Ti 200W 600W
GeForce RTX 2080Ti 250W 650W
GeForce RTX 2080 SUPER 250W 650W
GeForce RTX 2080 215W 650W
GeForce RTX 2070 SUPER 215W 650W
GeForce RTX 2070 185W 550W
GeForce RTX 2060 SUPER 175W 550W
GeForce RTX 2060 160W 500W
GeForce GTX 1660Ti 120W 450W
GeForce GTX 1660 SUPER 125W 450W
GeForce GTX 1660 120W 450W
GeForce GTX 1650 SUPER 100W 350W
GeForce GTX 1650 75W 300W
参考(外部リンク)
AMDの主なグラフィックボードとPSU推奨
グラフィックボード TDP PSU推奨
Radeon RX 6900XT 300W 850W
Radeon RX 6800XT 300W 750W
Radeon RX 6800 250W 650W
Radeon RX 5700XT 225W 600W
Radeon RX 5700 180W 600W
Radeon RX 5600XT 150W 550W
Radeon RX 5500XT 130W 450W

このグラフィックボードメーカーが公表している推奨に従って出力を決める方法です。

たとえば「GeForce GTX 1660Ti」を搭載する場合は推奨システム電力の「450W」以上の出力のある電源ユニットを選びます。

OCされているGPUを選ぶ場合には

GPUにはリファレンスモデルと各メーカーのオリジナルモデルがあります。
画像はASUSのオリジナルモデルのGPUですが、オリジナルモデルはOCされている製品があります。OCされている製品は消費電力が上がるため、オリジナルモデルを製造しているメーカーでもPSU出力の推奨値を公表している場合があります。その場合にはNVIDIAやAMDの推奨値を参考としつつ、オリジナルモデルを製造しているメーカーの推奨値からPSU出力を決めることをおすすめします。

電源ユニットの出力をTDPから計算する方法

パソコンで電力の消費が多いパーツはCPUと単体としてのGPUです。

このCPUとGPUの仕様を確認すると「TDP」と言う項目があります。「TDP」は熱設計電力と訳されていて設計上の最大放熱量を表しますが、このTDPをもとに電源ユニットの出力を計算する方法があります。

電源ユニットに必要な出力を求める計算式
電源ユニットの出力 = (グラフィックボードとCPUのTDPの合計) × 2
たとえばグラフィックボード「GeForce GTX 1660TiTDP 120W)」とCPUCore i5-10600TDP 65W)」を搭載するパソコンの場合は
『 電源ユニットの出力 = (120W + 65W) × = 370W 』
となります。
販売されている電源ユニットは一般的に50Wきざみなので、得られた370Wを超える400W以上の出力を選ぶと良いと言うことになります。ただし、ストレージや拡張カードなどを多く搭載する場合やOC(オーバークロック)する場合は出力に余裕を持たせる必要が生じるので注意してください。

まとめ

PSU出力が不足する場合はパソコンが壊れてしまうかもしれません。PSU出力が不足しないように注意してください。

まとめ
PSU出力を選ぶ方法が2つある。
・グラフィックボードメーカーが公表している推奨出力に従う。
または
・CPUとGPUのTDPの合計に2を掛けた数値を用いる。
失敗しないためのパソコン選びのコツについて詳しくはこちら(内部リンク)
パソコンの寿命について詳しくはこちら(内部リンク)
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